EBSボリュームの増加
AWSで容量を増やしたいときの手順を記載していきます。
インスタンスタイプはT2となります。
手順としては以下3つの作業となります。
1、EBSボリュームの変更
2、パーティションの変更
3、ファイルシステムの変更
1、EBSボリュームの変更
参考:EBS ボリュームの変更をリクエストする
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/AWSEC2/latest/UserGuide/requesting-ebs-volume-modifications.html
まずは念の為スナップショットを取っておきます。
左メニューから「ボリューム」>「変更するボリュームをチェック」>「アクション」>「ボリュームの変更」を選択します。

ウィンドウが開くので、サイズを変更し、「変更」ボタンをクリックします。

2、パーティションの変更
このままではディスクサイズは増えても、パーティションとファイルシステムはそのままなので、それぞれ大きなサイズに拡張します。
参考:ボリュームサイズ変更後の Linux ファイルシステムの拡張
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/AWSEC2/latest/UserGuide/recognize-expanded-volume-linux.html
sshにてインスタンスに接続します。
「df」コマンドを実行します。
[username ~]$ df -hT
Filesystem      Type  Size  Used Avail Use% Mounted on
/dev/xvda1      ext4  9.7G  8.7G  988M  91% /ボリュームサイズとパーティションサイズを確認するには「lsblk」コマンドを使用します。
[username ~]$ lsblk
NAME    MAJ:MIN RM  SIZE RO TYPE MOUNTPOINT
xvda    202:0    0   15G  0 disk
└─xvda1 202:1    0   10G  0 part /ルートボリュームの「/dev/xvda」に「/dev/xvda1」があります。上記の例だとボリュームサイズは15GBに対して、パーティションサイズは10GBとなっています。
ですので、パーティションの拡張作業を行っていきます。
パーティションを拡張するには「growpart」コマンドを使用します。デバイス名とパーティション番号の間にスペースがあるので、ご注意ください。
[username ~]$ sudo growpart /dev/xvda 1下記のような表示が出力されればパーティションは変更されました。
CHANGED: partition=1 ~省略~念の為「lsblk」コマンドで確認します。OKですね。
[username ~]$ lsblk
NAME    MAJ:MIN RM  SIZE RO TYPE MOUNTPOINT
xvda    202:0    0   15G  0 disk
└─xvda1 202:1    0   15G  0 part /
3、ファイルシステムの変更
続いてファイルシステムの拡張を行います。
ここではext4 ボリュームの拡張を行っていきます。下記のように「resize2fs」 コマンド使用すると結果が表示されます。
[username ~]$ sudo resize2fs /dev/xvda1「df」コマンドで確認すると、拡張されていますね、完了です。お疲れさまでした。
[username ~]$ df -hT /dev/xvda1
Filesystem     Type  Size  Used Avail Use% Mounted on
/dev/xvda1     ext4   15G  8.7G  5.8G  60% /
